『反社会的勢力と関係がある』という表現について

吉本興業の一連の騒動の中で、「反社会的勢力」というワードが良く出てきます。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/反社会的勢力

反社会的勢力(はんしゃかいてきせいりょく、英語: Anti-Social Forces[1])とは、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人[2]。

  ココまで  以下(反社)

 

Wikipediaは今では現代用語の定義を示していますが、反社というのはそういう行為をしている個人も指しますね。

 

 

すると、吉本興業や芸能界または、個々のタレントを擁護も批判もする訳ではないですが、誰でも悪意なく、反社と関わってしまう可能性があります。

 

 

反社は通常の会社勤めで生きていくのが困難な人や、もっと荒稼ぎしたい連中が、コツコツ稼ぐより、ひと仕事でがっぽり稼ぐことを狙います。

 

 

通常の会社間の取引は法律に基づいて書面契約を交わしたり、社内外と綿密な連携を取りチームプレイで、小さな利益をコツコツ積み上げいく仕事なので反社には不向きです。

 

 

ところが、芸能界(特に吉本興業みたいに書類契約がないようなところ)は、反社に狙われやすい相手といういうことになります。

 

しかも、沢山の売れてる芸人を抱えている吉本興業は、取引で大きな金額が動きます。その一部を反社が狙いに来るというのは自然な流れということでしょう。

 

以下、全く筆者の憶測になります。

 

例えばA反社が美人局を仕掛けて、スキャンダルを起こし、高額の写真代を請求するなんてこともザラにあるでしょう。

 

また、その脅しを受けて警察に相談したなら、スキャンダルが発覚してしまいますから、芸能事務所というのはそれは避けたいところです。

 

すると芸能サイドは別のB反社にA反社の圧力を止めるよう要請します。すると、その芸能事務所はB反社と関係を持ったということになります。

 

実はA反社とB反社は裏で繋がってたりするかもしれませんが、いずれにせよ一度そのように反社と関係を持ってしまうと、芸能事務所はことある毎にB反社に依頼せざるを得なくなります。

 

このようなことを、繰り返していると反社とは切っても切れない関係になってきます。それ自体が脅しのネタにもなってくる訳です。

 

 

本来は芸能サイドは、通常のタレント活動で利益を出す手段を持っていますから、リスクを犯して積極的に反社と関係を持とうとする必要はありません。

 

しかし、少しでも弱味を握られてしまうとこうした反社の餌食になってしまうのです。

 

 

そして大金を手にした反社はやがて、自ら芸能事務所を立ち上げ、そこで美人局を育てたり、スキャンダルを起こして稼ぐことを考えます。

 

すると、一般の人が疑う「芸能事務所自体が反社である」ということが現実に起こる可能性がある。

 

特に新人タレントはそういう裏事情を知らないで、活動をしてる場合があります。少しでも生意気な態度を取ったり、自分がやりたくない仕事を断ったりすれば、無法地帯の芸能界では簡単に干されてしまいます。

 

 

しかし、情報化社会となった今日ではすぐに、そのような裏事情は暴露されてしまいます。

 

 

枕営業や闇営業なども知らないで関わっているタレントもいれば、知ってるがやむを得ず付き合っているタレントもいるでしょう。

 

 

おそらく、吉本興業のベテラン芸人はそうしたた、裏事情を知っていたと思います。反社と関係がないと芸能界は成り立たないのが常態化していたかもしれません。

 

しかし、ファンを裏切って申し訳ないという気持ちと、常に反社にビクビクしながら活動するのはあまりにも苦しく、今日の情報化社会では、墓場まではとても持っていけません。

 

すると、もう全てを洗いざらいにするしかなくなってくる。それが今回の騒動に繋がって来たのではないかと考えてます。

 

これはあくまでも筆者の憶測に過ぎません。