★★★★「ゲーム脳」 ハマってしまう心境と弊害 ファミコン時代とスマホ時代

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はじめに

この記事は私自身の実体験といくつかのウェブサイト等で調べた他者の体験談等を元に書いております。私の主観的な面が多分に含まれており、情報の正確性は保証できません。

 

 

また、私自身の実体験や心境の部分については間違いなく真実ではありますが、単語の使い方や言い回しに、わかりにく面があります。

 

 

ゲームの悪影響

スマホに限らずゲームには日常生活に悪影響を及ぼす程、どっぷり浸かってしまうことがある。

 

身体的悪影響

眼精疲労 肩こり 頭痛 めまい 等 

 

精神的悪影響

イライラ 認知症状 ゲーム脳 等

 

身体的な悪影響はゲームの抑止力になるが、精神面では、さらなるゲーム中毒に繋がる可能性が高い。時間を忘れてしまう、ゲーム上のいい場面で、親に呼ばれたり、電話が掛かってきたり横槍が入るとイライラしてしまう経験がないだろうか?

 

 

そうしたイライラを避けるためにさらに没頭してしまう。周囲からみれば危険な状態だが、当の本人からみれば徐々に変わっていくので異常には気付かない。したがって、親や周囲の人が邪魔に感じることがある。

 

 

私自身が、かなりのゲーム脳で、長期休暇中は日中はほとんどゲームばかりである。しかも、同じゲームの同じタスクにハマることが多い。

 

 

ドラクエに例えるならば、レベル上げばかりの一日だったり、カジノばかり一日中と、こうした同じルーティンにハマってしまうことが多かった。

 

 

最近は気をつけているつもりでも、やはり1〜2時間はパズルゲーム等にハマる事がある。

 

 

ゲームには、脳トレになるものや、実生活で役立つ知識を得られるものもありますが、悪影響の部分を最小限にとどめておかないと、本来の目的であるストレス発散がストレスになり、本末転倒となってしまう。

 

 

なぜゲームに没頭してしまう心境の変化等

 

 ゲームの情報が全く無い状態からハマる(中毒)過程を大きく分けると

 

①ゲームを知る(入り口)

②ゲームをプレイする(中)

③ハマる(迷い)

④止める(出口

 

本記事では、ゲームとは中毒は、④にたどり着けず②③をループしやすい状態と考えます。

 

 

①ゲームを知るというのは現代では、スマホを持っていれば、広告等から情報は沢山入ってくる。つまり入り口に立つのは、ファミコン時代とは違って、ハードルが低い。しかもプレイするのもたいていは無料である。

 

 

ファミコンはソフトを手にれないとプレイ出来ませんから、ゲームを知っていても、なかなか手に入らなかったり、金額を考えて冷静になり、結局買わない(プレイしない)ということがよくある。

 

 

スマホゲームの場合はとりあえず無料、ダウンロードも数分、短いものだと数秒で完了という手軽さもあり、便利な反面、ゲーム中毒へ陥りやすい要素がここにもある。つまり、簡単にゲームを始めることが出来るということです。

 

 

スマホゲームはハマりやすい

ここからが本題ですが、ゲームへのハマりやすさ③もファミコンゲームより、スマホゲームに軍配があがる。いくつか挙げると

 

◆有利区間がある・・・〇〇時まで経験値アップ、超激レア出現率アップ等

ファミコンはラスボスを倒すと1つの区切りが出来るが、スマホゲームはエンドレスのタイプが多い。

 

 

例えばゲームを「1日1時間」と出口を決めても、区切りの無さや射幸性の高い有利区間の存在が、出口を目の前にして、また②〜③をループ(中毒)してしまう結果になる。

 

 

ここまではゲームの構造的な要因を述べてきましたが、その他にもゲーム中毒に陥りやすい要因がありそうです。

 

 

社会の中で人間は基本的に現実世界を生きていくわけですが、この現実世界はどういうものか? これは言うまでもないことかも知れないが、いくつかゲームの世界と違うことを挙げてみると

 

 

①現実世界には「他者に迷惑をかけてはいけない」という常識があるが、ゲームをしている間は他者に迷惑をかけることは少ない。

 

 

②現実世界は不条理で、イジメやパワハラにセクハラ、人間関係の理不尽が多く、自分の能力も正当に評価されにくいが、ゲームの世界は不条理や理不尽が少なく、自分への評価も機械的に行われる。

 

 

つまり、ゲームは現実世界に比べ、理不尽が少なく、他者にも迷惑を掛けず、評価も正当にされ、ストレス発散には良いように思える。

 

 

 

しかし、「ゲーム脳」になってしまうと、現実世界の不条理や理不尽に我慢が出来なくなり、正論ばかり唱えるようになる。

 

 

例えば親から「ゲームをやめなさい」といわれ「誰にも迷惑は掛けてない」とムキになって喧嘩をしても「自分は悪くない、人格否定までする親が悪い」とこうなる。

 

 

そうした理不尽から逃れるためにさらにゲームにハマってしまう。

 

 

ゲーム中毒者は本来、誰にも迷惑を掛けず、誰にも心配を掛けるつもりもなく、むしろそれを避けるための選択がゲームであるということかもしれません。だから自分が悪くないと思うのも当然のことかもしれません。

 

 

しかし、結果として、多少なりとも親に心配を掛けたり、周囲に迷惑を掛けてる状況でありながら、頑なに「自分は悪くない」と主張するようになると、それは「ゲーム脳」であると言える。

 

 

たしかにゲームをするのは自由で制限もありません。しかし、適度なラインを超えれば、明らかに心身に悪影響を及ぼしますし、他者にも心配や迷惑を掛けることになります。

 

 

私はゲームを「百害あって一利なし」とは思いません。上手にゲームと付き合うことで、より健康的で、人間としての能力を高める事も出来るのではないかと考えています。

 

 

ゲームと上手に付き合うための提案

 

・なるべく数種類の違うジャンルのゲームを少しずつ楽しむ。

 

ゲームやりすぎの目安

・時間を忘れる

・イライラする(ゲームの展開やいい場面で電話が鳴るなど理由に関わらず)

・肩こりが辛くなる。(プレイ中に気が付かないなら尚更)

・その他、日常生活に悪影響があると気づいたら

 

 

私はゲームを一切しない方が良いとは思いません。日本地図や歴史をゲームから学んだという事もあります。なにしろ、ゲームと上手に付き合うことで人生が豊かになることは間違いないと確信しています。そのためには、制限のないゲームだからこそ、時々自省する必要があると考えます。

 

 

こうしたゲームの構造や自分の心境の変化等を再認識することによって、少しでも冷静に考えることが出来るのではないかとも考えます。

 

 

現実世界の不条理で理不尽をゲームのようにクリアしていくことが、大切であると考えています。人生そのものが壮大なゲームと考えてみると、今ハマってるゲームは脇役になるかもしれません。(終)