部屋の片付けが出来ない人の事を「だらしない」とか「病気だ」とよく言われます。
しかし、汚部屋に住む多くの人は、綺麗な部屋で生活した方が健全であることは知っているし、片付けをする身体的能力もある。
すると、性格や病気の問題は多少影響はあるにせよ、汚部屋問題は何らかの方法で改善出来るのではないかとも思えます。
片付けがしにくい(汚部屋になる)理由
①必要なものと不必要なものの基準が曖昧
②不必要だが捨てるのが勿体ない物が多い
③食べ残しなど明らかにゴミであっても捨てるまでが面倒
③に該当する人はかなりの重症で、テーブル周り弁当の食べ残しが散乱しているタイプです。
人間が生活する上で、ゴミも必要な書類等も含めて、部屋の中のモノは時間と共に増えていくのが自然なことです。
汚部屋になるということは、必然であり、汚部屋の人がだらしないのではなく、部屋が綺麗な人は上手く片付けが出来てるという事です。
この考え方は大切です。汚部屋だからだらしがないというような自己否定をしてしまうと、諦めや片付けをしない言い訳という頑固な問題を抱えやすくなるからです。
そもそも汚部屋問題解決には、だらしないとかめんどくさがりな性格を分析することではなく、どのように汚部屋を片付けるのか?どのように清潔を保つのか?そこが大切なのです。
片付けが出来ない人の心理などは色々言われてはいますが、育ってきた環境や性格的なことを論じても、あまり対策にはならないので、元汚部屋マンの筆者が推奨する汚部屋対策を紹介します。
汚部屋の片付け方と心構え
好きで汚部屋にしている人は少ないとは思います。多くの人は、綺麗にしたいという気持ちがありながら、気が進まない、何処から手を付けて良いかわからないといった状況にあると思います。
心構え
・完璧を目指さない
・無理に捨てない
乗り気がしなかったり必要なものの判断が難しかったり、片付けレベルの低い状態で、完璧を目指すと、途方に暮れるばかりで、却って気力を失ってしまいます。これは0点の人がいきなり100点を目指すように現実的な考え方ではありません。
要らないものは出来れば捨てた方が片付くのですが、捨てる事で「後で後悔するのではないか?」と思うと、これも気力を失う原因になります。
ではどうするか?筆者のオススメする3つの物を紹介します。
①ランドリーバスケット
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洗濯済み用と洗濯物用、洋服は畳まなくても散らかりません。また普段使わないが、捨てるのは勿体ないもをどんどん入れていくのにも使えます。複数持っておくと良いでしょう。
慣れてきたら、ジャンル別に整理整頓しましょう。それまでの間は片っ端から突っ込んでいけば良いのです。
②クリアケース
ペーパレス化の時代になっても、やはり書類はどんどん増えていきます。こちらも最初は適当にどんどんケースに入れていき、慣れてきたら種類別に分けていきましょう。
クリアケースに入れておくことにより、散らかりにくく、移動したり整理するのも容易になります。
③ジッパー付ファイルケース
貰い物のキーホルダーや記念品など小物を詰め込みます。透明タイプのものにしておけば、何が入っているか分かりやすく、移動するのに便利です。片付ける時も段ボール等に詰め込むだけです。こちらも慣れてきたら種類別に分けていきましょう。
その他
普段食べる場所、テーブルなどの近くには大きめのゴミ箱を置いておけば、重症な面倒くさがりな人でも、弁当のゴミなど投げ入れることも出来ます。
最後に
各種取説や契約書類など、厳重に保管して下さいとはいうものの、重要な部分でも万が一の時にしか役に立たない。万が一の時の為に大量の書類を保管しておけば、それは部屋の中のものは増えていくのは当然です。これはあなたが、だらしないからという性格の問題ではありません。
本来、自分の部屋は自分の自由に使える空間のはずですが、社会が作り出した『ほぼ不要なもの』に埋め尽くされてしまうのです。
とはいえ、社会の一員でもある以上は、全てを捨てる訳にもいきません。そこで、出来るだけ楽に汚部屋を片付けるのにオススメな3つのアイテムを使い、汚部屋の片づけをしてみてはいかがでしょうか?