この季節になってくると、心霊現象の話題が定番のように出てくる。肝試し、こっくりさん、怖いもの見たさで遊ぶ子供達、霊感体験等、様々ある。これらは全て嘘であるという人もいれば、実際に幽霊を見たと証言する人もいる。実際、私の周囲にも心霊体験をしたという人は1人や2人どころではなく多数いる。
私自身は数十年生きてる中で残念ながら霊体験が無いので、どちらかというと霊は存在しないという意見の方が近いかもしれない。ただし、霊的なものが存在しないという確たる証拠がないというのも事実です。
以下、霊的なものが存在すると主張する人を肯定派、反対を否定派と呼びます。
過去私は強い否定派でした。少年時代の話です。幽霊が出ると噂自体は半信半疑だったのですが、学校の「トイレ幽霊がいる」と脅してきた友人Y君がいたのです。それが怖くてトイレに行けませんでした。
しかし、そのままではトイレに入れませんので、先生に一緒に行って貰えないか本気で相談したら、どういうことだ?と聞かれたので、Y君がトイレで幽霊を見たと言いました。
すると、Y君は「嘘をつくな」と先生に怒られました。それから、先生が幽霊なんていないというのだからやっぱり嘘なんだと、そう思うようになったのです。
それからは、誰がどんな霊体験を話そうと信じなくなりました。それから中学生になり、教育実習の先生が雑談で、コックリさんはマジでヤバい、本当に出るから絶対にやるな!と教えられました。
別の中学の友人も、コックリさんは本当に出るのだと強く主張していました。
おそらくですが、コックリさんは社会問題にもなり、生徒間のトラブルが発生したケースもあり、それを警戒した呼びかけだったと思います。
それから、肯定派、否定派と色々な人の意見と聞き情報収集を行っていましたが、自分は否定派でしたので、いつも肯定派を論破したつもりになりました。
しかし、実際には論破は出来ず、肯定派は絶対に主張を曲げることはありません。
よくある肯定派の主張
◼️霊感のある人にだけ見える場合がある
◼️霊が見えない人は守護霊に守られている
◼️見えた霊を絵に描いて欲しいと頼むと、恐ろしくて描けない
考えてみるとこれ全部否定出来ませんね。
霊感のある人が一生に何度も見るのに、見ない人は一生みない。これおかしいのでは?と否定しても、守護霊に守られているからと言われては返す言葉がありません。
返す言葉がないということは、やはり霊がいるというのが肯定派の意見です。
これ、裁判では絶対にとおりませんが、だからといって絶対にいないという証拠もないということで、現在は肯定派でも否定派でもないという不思議な立ち位置にあります。
結論としては、そうなったが、悪徳霊感商法等は論外ですが、霊がいるという考え方は良い事なのだろうか?
実際に、霊がいるということで、子供が悪いことをしなくなると、神様が見てるよ。というような犯罪抑止効果もあるといえる。
また、目に見えないもの、数値に表せないものは存在しないという考え方も難しい。
人間の気持ちや愛、絆、友情など目に見えないし数値化が出来なくても、それは人間誰もがあると思っているはず。
霊感というのも、そういう類のものであるのかもしれない。