★★★ 2020.7.10 キャッシュレスキャンペーンは効果があったのか? 消費者目線

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私自身は主にPayPayを使用していましたが、キャンペーン中で約2万円位の還元や値引がありました。これだけメリットがあればキャッシュレスは浸透するのではないか?

 

 

そう思われますが、実際街の様子を見てみると、キャンペーン中はクレジット決済をしている人も見かけましたが、モバイル決済は少ないようで、現金決済の割合が多いように思われます。

 

 

この要因を決済手段別に考えてみる

 

◆クレジットカード◆

・決済がスマートではない(現金より遅いことも)

・クレジットカードを沢山持ち過ぎて選ぶのが面倒である。

 

電子マネー系(Suica等)◆

・チャージ残高がわかりにくく、足りなくてもその場でチャージ出来ないこともある。また、チャージ額を増やすのは、盗難紛失のリスクが高い。

・その場でチャージするくらいなら現金で払った方が早い。

 

 

◆モバイル決済(PayPay、LINE Pay等)◆

・操作が分かりにくい

・個人情報等の観点からスマホの画面を見せることに抵抗がある。

 

 

◆キャッシュレス決済全般◆

・導入する店舗にメリットが少ない。クレジットなら手数料は売り上げの数%は店舗が負担。

・全ての決済手段を導入するのは、かなり店舗に負担が掛かるが、その分売上が上がる事は見込めず、コスパが悪い。

・消費者サイドからは、店舗によって使える手段が違うので、どこでも使える現金の方が便利に感じる。

 

 

キャンペーンが終了した現在は、これからキャッシュレスにするという消費者は少ないでしょう。

 

 

全ての店舗で全ての決済手段が使えるなら、消費者も動くとは思いますが、店舗にとっては、あまりにもハードルの高い問題です。