前向きになるために、自己啓発系の動画を観たり、セミナーに参加したりする。あるいは、自分探しの旅に出る人もいるでしょう。
つまり、やる気を出すために『やる気を出す方法』を探します。
それで『やる気が出てきて人生上手くいってます』という人はそれで良いのですが、それでも何だかやる気が出て来ない、モチベーションが上がらないという状態が長引く時は、もしかしたら『逆に考える』という方法が有効かもしれません。
病気を治療するための薬を変えるようなものです。同じような症状でも、その人の体質によって、効果のある薬が人それぞれ違うように、やる気を出す方法が、人それぞれ違う可能性があるからです。
人それぞれ、性別や体格、持っている酵素など多種多様で、人間の心や価値観等も、その人が育ってきた環境の違いや、出会ってきた人なども多種多様で、同じ方法が違う人に効果があるとは限らないのです。
やる気が出る方法を『逆に考える』とは、やる気が出ない時、やる気を無くす時とはどういう時だろうか? まずそれを考えてみたい。
①気の遠くなるような膨大な量の宿題を出された時。
②長い時間かけて作ったものが、一瞬で壊れた時
③信じてた相手に裏切られた時
④目標が達成出来なかった時
⑤やるべきことが多すぎて、何をすれば良いかわからなくなった時
⑥ライバルに打ち負かされた時
⑦孤独を感じたとき
⑧何となくやる気が起こらない
他にも色々ありますが、全て『気持ちの問題だ』といえばその通りです。
しかし、そのような精神論で解決出来る場合と出来ない場合があります。人それぞれの性格やその場その場の状況も、違いますから、一概に精神論では解決出来ない場合もあるでしょう。
しかし、一度精神論で解決出来ないと結論を出したなら、徹底的に精神論は辞めて、理詰めで考えていく必要があります。
例えば、①の場合で考えた場合、宿題の絶対量が多すぎるのか?自分の能力に対して多すぎるのか?宿題を半分に減らす交渉は出来ないのか?
『やる気を無くす要因』にも、大分類と中分類小分類とある。すると、宿題をやらないという道も見えてくる。
⑧の場合は、自分では気付かない体調不良があるかもしれませんので、よく噛んで腹八分目とか睡眠関係など、基本的に健康的な生活を心がけていくのも一つの方法です。
また、①〜⑦までの原因を一言で表すならば、『感情の問題』と言えそうです。同じ状況に置かれても、受け取り方は人それぞれ持っている『心』が左右するからです。
感情の問題を精神論で解決出来ない場合は、とことん理性や理屈で考えていく必要があります。
感情の問題を精神論で解決するというのは、長い目でみると健全ではないと考えています。
そういう精神論で解決を繰り返してしまうと、精神論に支配されてしまうからです。人間は理性と感情のバランスが保たれなければ、健全な社会生活を送ることが困難になるからです。
過剰な精神論に支配されてしまう人は、相手にも同じものを求めてしまいます。
それは当然、自分は正しいことを言っているのだから、あなたも同じ精神論的に考えるべきだという押し付けをしてしまいます。
これは『物事の本質を捉える』ことの妨げにもなります。
やる気のない人は、裏を返せば、やる気をセーブするという能力が高い人とも言えます。
やる気のある無しの緩急が激しくて疲れてしまうという人もいるでしょう。
精神論(感情論)だけでなく、理性で考えて解決するという方法もバランス良くとっていきたい。 (終)
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