★★★ 千葉県庁職員 生後4か月の長男虐待

https://www.fnn.jp/posts/00049311HDK/201912061846_livenewsit_HDK

長男の顔のケガは軽傷であったものの、病院では頭部骨折、肋骨骨折、肺挫傷、肝臓損傷などのケガが確認された。

 

生後4か月では、殴って泣き止むなんてことは無いと判断出来るはずであり、「泣き止まないから殴った」は事実ではないでしょう。

 

 

本人がそう認識していたとしても、その認識は誤りであり、ニュース記事では本人の言うことをそのまま記事にしただけだろう。

 

 

だから、この記事をみた人は「生後4ヶ月の赤ちゃんを泣き止まないという理由で殴るなんて正気の沙汰では無い」と思うでしょう。実際にそうしたコメントは多い。

 

 

私も、正気の沙汰でないのは、その通りであると思いますが、本人が言う「泣き止まないから」というのは、たとえ本人がそのような認識であっても、別の問題があるように思います。

 

 

 

仮に、この子があまり泣かない年齢になったとしても、この父親は虐待を繰り返す可能性があると考えた場合、「泣き止まないから殴った」では話の筋道が通らない。

 

 

虐待は何度も繰り返される

 

しかし悲しいことに、虐待のニュースや自分の身近な虐待のケースをみても、その時に親がどれだけ反省しているようにみえても、虐待を繰り返すケースが非常に多いのが現実である。

 

 

そうしたことからも、1度児相で預かった子供達が親元に戻り、再び虐待を受けてしまう問題もあるが、その辺りは児相でも判断が難しいところだろう。

 

 

何度も児相や自宅を行ったり来たりしながら、最後は自宅で虐待され、亡くなってしまった事件もあり、児相の判断が問題視されています。

 

 

しかし、児相も子供の希望や法的な面、本来の家族のあり方など判断が出来ないところもあります。

 

 

1度虐待が問題になった家庭は本人等の希望に関わらず、親元を離れるという法律があれば再発は起こりません。しかし、それでは人間らしく生きることや本来の家族のあり方とは、掛け離れてしまうことになります。

 

 

こうした虐待の問題は「社会全体で守っていこう」という標語が掲げられていますが、本来の家族あり方を重視する以上は、何としても親が変わるしか無いというのが私の結論になります。

 

 

冒頭の事件をみて、親が変わるためには「泣き止まないから殴った」などという間違った認識であってはならないと思います。

 

 

本当の理由は私にも正確なことは言えませんが、少なくとも「泣き止まないから殴った」との認識では解決が出来ないことだと考えます。