コンビニやスーパー等でキャッシュレス化が進まない要因の一つに現金決済を好む層が多いことがある。
これは当然の事で、何十年と慣れ親しんだ習慣である中高齢者層であれば尚のことであろう。
こうした人々は、そもそも現金決済を煩わしいとは思わないし、キャッシュレスのメリットより、キャッシュレスに切り換えることが却って煩わしいという事になります。
課題
①キャッシュレスに切り換えるための情報や各電子マネー等のメリットが煩雑で分かりにくい。
②対象の電子マネー等が使える店舗と使えない店舗がある。
③クレジットカードと電子マネーを連動させることにより、クレジットカードを何枚も作らなければならない。スマホ決済も、高齢層にはわかりにくい。
他にもセブンペイみたいにすぐ使えなくなったり、ポイント還元率が頻繁に変わる、まだまだキャッシュレスには課題が盛りだくさんである。
しかし、方向性としてはキャッシュレスに向かっていくでしょう。
現金決済派が、キャッシュレスを考えるケースがあるとすれば
■従来のレジが長蛇の列なのに、キャッシュレス専用のレジがサクサク進んでいる状態を体験した時
■キャッシュレス限定3割引き等のセールを頻繁に目にした時
ただ、キャッシュレスの方が1〜2%還元あるからお得ですよという程度の説明では、大してキャッシュレス化は進まないだろう。
現金決済派は、小銭がないと困る、計算が面倒という理由で、648円の買物に札を出す。
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おつりに時間が掛かる
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繰り返し、財布に小銭が貯まり過ぎると、今度は、1188円の買物に札を出さず、全て小銭で払ったりする。
最近では、無人レジ等で小銭も自動計算してくれるが、まだ導入は少ない。
現状は、まだキャッシュレス化のメリットがわかりにくい。